輸送を手配する方法｜緊急時に利用したいマッチングサイトとは？

いつもの定期配送では間に合わない、問題が発生して緊急で荷物を輸送する必要があるがどこに頼めばいいかわからない、宅配便では他の荷物と混載になるので都合が悪い、貸し切りでなるべく早く直接届けたい…このように切羽詰まった条件であっても、いつでも迅速に応えられるのが貨物輸送のマッチングサイトです。

登録しておくことで、必要な時に稼働可能なドライバーとトラックを見つけることができます。
今回は、イレギュラーで荷物が発生した場合の輸送を手配する方法と、緊急時に利用できるマッチングサイトについてご紹介します。

緊急に輸送の手配が必要となるシチュエーションとしては、イレギュラーに荷物を運ぶとき、急に荷物を運ぶ必要が生じたとき、国際輸送で海外から輸入されて通関した荷物を空港からすぐに運ぶとき、そして引越しをするとき等、意外に機会は多く、特に少量の荷物の配送は定期に配送するよりも多くのニーズがあります。

■イレギュラーに荷物を運ぶとき

改めて手配しなくても毎日、毎週など定期的に配送されるルート便とは異なり、会社のイベントやキャンペーン開催時など、不定期に倉庫から大量の荷物を運ぶ必要が出たときには、輸送の手配をする必要が出てきます。

常にその必要があれば自社でトラックを用意するものですが、不定期となるとトラックの維持費もかかりますし、ドライバー雇用による人件費も考えなければいけません。

そこで、必要になった時にだけ運送会社に配送を手配することになります。

■緊急で荷物を運ぶ必要が生じたとき

緊急で荷物を運ぶ必要が生じたときには、車両を貸し切って荷物を指定場所に届けることができる、スポット便やチャーター便と呼ばれる緊急時の配達手段があります。

一台を専用に貸し切ることを契約条件としているため、他の集荷や配達をすることなく、迅速に届け先まで直行して納品するために時間的にも早く、荷物の降ろし忘れなどもないので安心して頼めます。

また、運送会社によっては24時間対応で配車してくれるので、緊急時には頼りになるはずです。

ただし、運送会社でも常に余剰なトラックやドライバーを確保しているわけではありません。
手配するまでに時間が掛かかりますし、時期によっては直前の依頼を受けられない場合もあります。

■引越しをするとき

1人暮らしの引越し、事務所や事業所の移転など、旧住所から新住所への荷物の搬送では、様々な理由により、急な移動が必要になったり、自分たちの用意したトラックで運ぶ予定が間に合わなかったり、注意が散漫となり荷物を積み残してしまったとき、保管された荷物を指定された日時に運び出さなければいけない等、緊急に輸送を頼むケースもあります。

特に引越しの場合には、荷物量に応じた大きさの車種を配車するので、見積もり以上に多い荷物が出ると急には変更できない場合があります。

輸送手段を選ぶ際には緊急度、荷物のサイズ・重さ・量、温度管理の3つがポイントとなります。それぞれ具体的にどのような基準で見極めるべきかご紹介していきます。

■緊急度

当日・即日といったように、相手先に緊急で荷物をおくる必要が有るか否かで選びます。
たとえば、長距離かつ緊急という場合には陸上輸送にこだわらず、航空輸送などの手段も考えなくてはいけません。

基本的に荷物の輸送は日数がかかる手段であるほど送料が安くなる傾向にあります。先の例でいえば、航空輸送は最も速い手段ですが送料もそれに応じて高くなります。

それほど急を要しないということであれば、自分の荷物以外にも多くの荷物を集荷・配達する混載便を使うと費用を安く抑えられます。

■荷物のサイズ・重さ・量

一般的に荷物の大きさや重さ、量が増すほど輸送手段は限られていきます。これは作業員の人件費や作業時間がかかってしまうためです。

書類など小型かつ軽いものであれば、経費がかからないため送料も安くなる傾向にあります。

■温度管理

適切な温度管理が必要なもの、たとえば冷蔵・冷凍が必要な荷物は常温での輸送と比べて輸送料が高くなりやすいです。

というのも、温度管理のできない通常のトラックよりも冷蔵車の方が設備として維持費がかかるためです。

輸送の手配には大手の配送業者または個人ドライバーと大まかに2つの方法があります。それぞれにメリットと注意点があり、状況に応じて使い分けることが大切です。

■大手の配送業者に依頼する

一般的な荷物の輸送方法としては、梱包した荷物を営業所や取次店に持っていくことで荷物の輸送を受け付けてくれたり、要望すれば集荷を依頼することもできます。

ただし、ほかの荷物と一緒に輸送する混載便を選ぶと、到着までに日数がかかることもあります。また、車両を貸し切って輸送する場合は料金が高くなることもあります。

さらに、通常は定期便しか運行していない会社では、イレギュラーな要望に応えられるトラックやドライバーが確保できないこともあります。

■個人ドライバーに依頼する

軽貨物運送の個人ドライバーに依頼すると、依頼者の希望や目的に合わせた輸送方法を取ってもらえるケースもあります。

コスト削減やスピード配送などが利点で、手配が困難なルートでも事前に相談してお互い納得できる形となれば、請け負ってもらえる場合もあります。

また、即日の集荷や出荷といった配送依頼に応えてくれることもあります。
ただし、常に利用していないと、緊急時にどこへ連絡してよいかわからず、多くの運送会社の料金や配車の可否を調べなくてはならなくなります。

そんな時、配送のマッチングサービスを利用して個人ドライバーに依頼することができれば、輸送が必要なときに間単に、そして早く手配することができるので便利で安心です。

業者に手配できる輸送方法には「定期便・ルート便」「スポット便・チャーター便」「委託配送・宅配代行」の3種類があります。それぞれの特徴をまとめましたのでご覧ください。

■定期便、ルート便

あらかじめ指定されている場所を、時間帯・曜日ごとに定期的に巡回して集荷・配達を行う輸送方法です。一定の期間を決めて起業と契約するもので、必要であれば契約の継続もできます。

荷物量や輸送頻度はそれほど多くないものの、ある程度定期的に輸送したいという場合に利用されます。

■スポット便、チャーター便

スポット便は単発によって契約される輸送方法です。指定された時間や配達先に緊急で荷物を運びたい時に利用されます。

チャーター便はスポット便と同様に単発によって契約される輸送方法です。
違いとしては、チャーター便は日時を決めてトラックを貸し切る契約で、契約時間内であれば荷主は何度でも利用することができます。

それぞれ似たような輸送方法ですが、一度の配送で終了か時間内なら何度でも利用できるかの違いがあるので覚えておきましょう。

■委託配送、宅配代行

委託配送とは、運送会社から依頼を受けた委託ドライバーが荷物を相手先に届ける輸送方法です。
ネットショッピングが主流となりつつ昨今では荷物の配送量が爆発的に増えており、委託配送を活用して手際よく配送する必要性が高まっています。

宅配代行とは通常、出前を行っていない飲食店と提携して注文の受付・決済・配送といったいわゆる出前に関する作業を代わりに行うものです。

店舗側は配送スタッフを雇用する必要がないため人件費の削減とともに、販路の拡充ができるなどのメリットがあります。

手間と時間をかけず、配送したい時にすぐドライバーを見つけられるのがマッチングサイトです。急な配送だけど配送業者が見つからない、という時に便利で利用者が急増しています。

ここではマッチングサイトについてわかりやすくご説明していきます。

■荷主とドライバーを結ぶマッチングサイトとは

マッチングサイトは、荷物を運んで欲しい荷主と仕事を探しているドライバーの間を取り持つサービスのことです。
緊急で輸送の仕事を手配する荷主が利用することが多く、迅速対応可能なドライバーが応募して仕事を請け負い、送り先に納品する仕組みとなっています。

荷主もドライバーもマッチングサイトに登録することで、どちらにとっても負担が少なく、仕事やドライバーを選択しつつ最適な業務を行えることから、今急激に利用が広まっているシステムとなっています。

■マッチングサイトの使い方

今注目されている軽貨物の運送に特化したマッチングサイト「軽のシゴトドットコム」は、軽貨物だけの求貨と求車情報を専門に扱う、完全無料のマッチングサイトとなっています。

緊急で軽貨物運送業者を見つけたい全国の企業や荷主と、荷物を運ぶ仕事を探す全国のドライバーの双方をつないで、必要な時に必要なだけ、荷物の配送を依頼できたり、予定が空いているドライバーが仕事を受けることができるように情報を一貫して提供する独自のマッチングサイトです。

■「軽のシゴトドットコム」の利用方法

「荷物を送りたい！」「ドライバーを探したい！」という荷主・企業は会員登録を行う必要があります。
登録さえしておけば、緊急時に面倒な手続きをしなくても、すぐにドライバーを探すことが出来ます。

どんな荷主・企業で、どこにあるのか、そしてどんな荷物で運賃がいくらかなどの詳細な登録内容を確認でき、安心してドライバーに選んでもらいやすくなっています。

ドライバー情報ページを見ることで、それぞれのドライバーの情報を見ることが出来ます。

これまでの実績や、可能な配達区域、希望する料金や定期便、緊急時のスポット便など対応できる仕事内容がわかり、電話やメールで連絡してからいちいち確認しなくても、希望する荷物の輸送が可能なドライバーかどうかが事前に知ることができるので、非常に効率的です。

荷主会員登録から登録後、発行されたID・パスワードでログインし、仕事情報を登録します。登録すると即時にwebサイトに掲載されます。

そして、荷主として登録しておくことで、常にドライバーを募集することや緊急時にドライバーを探して連絡することができます。

また、「軽のシゴトドットコム」に直接連絡してドライバーを探してもらう方法もあります。