大きい荷物の梱包法|必要な道具や注意点、資材が無い場合の対処法

大きい荷物や段ボールを発送する際には、その大きさや重量に十分対応できる梱包をしなければなりません。
常に梱包する必要のある企業や引っ越し業者ならそのノウハウも梱包資材も用意されていますが、ネットオークションなどに出品した商品が売れて発送する時などは、どうやって梱包したらよいのかわからない方も多いでしょう。

そこで今回は、大きな荷物の梱包方法や必要な道具や注意点をご紹介しますので参考にしていただけたらと思います。また、資材が無い場合の対処法もご案内致しましょう。

大きい荷物の梱包に必要な道具

大きい荷物は運搬の際に傷つきやすいので、慎重に梱包する必要がありますが、梱包材を上手に使わないと十分な結果が得られません。ではどのような梱包材があるのでしょうか?

■ダンボール箱

引っ越しや配送時に荷物を保護するためにはダンボール箱を利用しますが、大きい荷物を梱包するときは、硬さがあり強度の高いダンボール箱を選ぶ必要があります。

中に入った荷物の破損を防ぐためには、荷物に対して十分な大きさを確保することが大切であり、箱から荷物がはみ出したり、荷物が突き出して箱が破損したりしないように、適切に使用するのがポイントです。

■粘着テープ

ダンボール箱に封をするときに必要な粘着テープは、箱の強度を高めるという役割もあるので、大きい荷物の梱包では、剥がれたり破れたりしにくい粘着テープを選ぶのがポイントとなります。

梱包用のガムテープ、布テープなど様々な種類がありますが、マスキングテープ、セロハンテープなどは剥がれやすく梱包に適さないので使用を避けましょう。
ダンボール箱の価格は平均して300円前後で、丈夫な物であれば30kg程度まで耐えられますが、材質によって大きく異なるので注意が必要です。

■緩衝材

緩衝材とは、ダンボールと荷物の隙間を埋めるクッション材のことで、荷物への衝撃を和らげるために使用します。
また、荷物の形や隙間の大きさに合わせて選ぶか、大きめのものを選んで必要な大きさにカットするようにします。

エアーキャップ(気泡緩衝材)、ポリエチレンシートなどは荷物を包んで衝撃や傷から保護するために使用し、バラ緩衝材、エアークッション、丸めた新聞紙などはダンボール箱の隙間を埋めるために使用します。
丸めた新聞紙は量を多く使うとかなりのクッション性を持たせられるので便利です。

■荷札シール

送り状とは別に、「取扱注意」「われもの注意」「上積厳禁」などといった荷札シールを利用すると、配送時の申し送りができるために、大きな荷物や特殊な荷物を梱包するときにあると便利になります。

また、ダンボールに手書きする場合と比べて目立ちやすいという利点もあります。50kg に達するなど、配送業者が規定する最大重量を超える大きな荷物には、「重量超過」と記載されたシールを貼付する必要があります。

大きい荷物の基本的な梱包方法

大きな荷物を発送する場合には、破損を防ぐために十分な梱包が必要になりますが、自分で梱包するとなるとなかなか大変で、思うように行えないかも知れません。
しかし、業者に頼むと費用もかかるので、できれば自力で行いたいと思うのではないでしょうか。その場合、どのような点に注意して行えばよいのでしょうか。

■ダンボール箱の組み立て

ダンボール箱は便利で丈夫ですが、紙製品であるのでその使用法を間違えるとその良さが発揮できません。
正しい組み立て方としては、ダンボールの底面を折り込み、粘着テープで留めますが、底面の中心部に粘着テープが重なるよう縦横に貼る「十字貼り」、箱の底面の中央と左右の辺に貼る「H貼り」が大型の荷物には適しています。

このようにダンボールを補強することで、箱の強度が高まり、大きい荷物を入れたダンボール箱の底抜けを防ぐ効果が期待できます。

■荷物の詰め込み

荷物が複数ある場合は、重いものが下で軽いものが上にくるように、下から順番に箱へ詰め込むのが基本となります。
そして、緩衝材を入れて箱の中の隙間を埋め、荷物が動かないようにします。荷物が動くことで荷物同士がぶつかる可能性もあるからです。

また、鋭利で尖った部分のある荷物の場合は、該当箇所をエアーキャップなどの緩衝材で包み、テープで留めてからダンボール箱に詰め込むことで、配送中に箱から突き出してほかの荷物を傷つけたり、作業員がケガをしたりすることが防げます。

■発送の準備

ダンボール箱に封をしたら、底面と同様に、粘着テープを十字貼りまたはH貼りにします。そして、発送用のラベルと荷札シールを、箱の上面の平らで見えやすい位置に貼ります。

この時、箱の角、縁、開閉部分は避けるのが好ましく、ラベルやシールの向きは揃えることも大切です。

大きい荷物を梱包する場合の注意点

ダンボール箱といっても数多い種類があり、どの箱でもよいというわけではありません。特に重さのある荷物の場合は耐えうる強度のものが必要となります。

■再利用のダンボール箱は使用しない

ダンボール箱を再利用するときは、使用前に損傷の状態を確認しておく必要があります。
穴が開いているもの、凹みがあるもの、濡れている場合など目立った損傷がない場合でも、一度使用したダンボールは強度が落ちていることが多いため、大きい荷物の運送では避けたほうが無難です。

ただし、強度のそれほど必要としない荷物には十分利用できるほか、破損したものでも緩衝材に利用するなど、無駄にしないように心がけましょう。

■複両面ダンボールを使用する

複両面ダンボールは、通常の両面ダンボールよりも強度が高いため、重量が増えがちな大きい荷物の梱包に向いています。
ここでいう両面ダンボールとは波状に成形した「中芯」という原紙を、「ライナー」と呼ばれる原紙ではさみ合わせたダンボールで、最も広く普及している構造を持っています。

これに対して、中芯にライナーを片側だけ貼り付けたものを「片面ダンボール」と呼び、軽量な荷物運搬や、複雑な形状に加工するのに向いており、梱包においては主に緩衝材として使用されます。
複両面ダンボールは、両面ダンボールに片面ダンボールを貼り付け、通常よりも強度を上げたもので、ダブルダンボールとも呼ばれ、ダンボールでは一番強度が高いとされています。
この複両面ダンボールも、様々な厚みのものがあり、用途に応じて選ぶことが重要です。

大きい荷物を梱包する資材が無い場合の対処法

企業以外では常に梱包材を用意している人は少ないと思います。まして、大型の荷物に耐えられる梱包材となると、改めて用意しなくてはなりません。それでは、どこでどんなものを入手したらいいのでしょうか。

■梱包してくれる業者の配送サービスを利用する

大型荷物の配送サービスの中には、集荷の際に梱包作業も資材を用意して全て行ってくれるものもあります。
そのため発送する荷物が梱包不要か、どこまで梱包すればいいかは事前に確認しておく必要があります。

また、洋服用のハンガーボックス、ゴルフバッグカバー、スノーボードカバーなど専用のケースも用意されていることが多く、この場合はそれらに入れば梱包の必要がなく楽ですが、レンタル料金が送料に加算される場合があるので、値段を計算してその他の条件とともに比較・検討しておきましょう。
レンタルや販売される梱包材は運送会社の営業所などで手に入れることもできます。

■大型ダンボールなどの専用資材を手に入れる

大型ダンボールは、専門店のECサイトを利用して必要なサイズや種類のダンボールが購入できる他、運送業者から購入することもできます。
また、住んでいる地域のスーパーやホームセンターなど様々な場所で不要なダンボールをもらえる場合もありますが、コストダウンのために一度だけの輸送に耐えられる最低限度の強度しか持ち合わせていないので、損傷している場合も多く、慎重に選ばないといけません。

■巻くタイプの資材を利用する

高さがあったりしてダンボール箱に入らない形状の商品や荷物の場合には、エアーキャップを荷物に巻き付け、さらにダンボールで覆う方法もあります。
その場合は「巻きダンボール」と呼ばれる片面ダンボールが使いやすいのですが、強度は通常のダンボール(両面ダンボール)にやや劣るため注意が必要です。

このエアーキャップと巻きダンボールを利用した梱包方法は家具の配送に用いられ、引越し業者や家具店などでも利用されています。
複雑な形状でも全体をカバーすることができ、不安な箇所は幾重にも巻き付けることで荷物を守れるので、自転車やサーフボード、ガラス製品など、様々な荷物の梱包におすすめの方法です。

以上のように様々な梱包資材や入手方法をご紹介してきました。他にも郵便局ではゆうパック、佐川急便からは飛脚宅配便の梱包材として販売していますので、電話をすれば家まで着払いで届けてくれます。

また一部コンビニでもメルカリの資材の販売をスタートさせる等、梱包資材の入手は身近になってきています。

大型荷物の配送には軽貨物運送が最適

大切な荷物を安全に発送するためには、荷物の性質、重量、容積などを考えて運送中に破損しないように梱包をしなければなりません。
例えば家電製品などでの梱包では、購入時の箱や緩衝材をとっておいて利用するのが理想です。
オークションなどで落札された商品を雑な梱包で発送して破損したりすると、かなり面倒なことになるので、慎重しすぎるぐらいの梱包をした方が良いでしょう。

メルカリでの取引の場合、大型メルカリ便で運送を依頼することもできます。幅、高さ、奥行きをそれぞれ計測し、合計したサイズが適用されます。
例えば、ヤマト運輸のヤマト便なら、大型の家具も保険をかけて発送できます。また、やっかいなのがダンボール箱に入らない大型の荷物です。

ゴルフバックやスキー板などはクロネコヤマトのゴルフ宅急便やスキー宅配便でも専用のバックがあるので比較的安心ですが、その他の不定形のもの、例えば自転車の場合など梱包の仕方も、そもそも梱包の必要があるかどうかも分かりません。
そんな時は軽貨物運送業者が便利です。近場ならその日のうちに配達が可能で、梱包が不完全でも用意した緩衝材やパットで押さえるので届け先まで安心して任せられます。また、時期や時間、日によっては割引されることもあります。

まとめ

上記の通り、軽貨物運送が大型の荷物を発送するのには最適ということがわかっていても、実は街中を走り回る軽トラックやバンのドライバーにどうやって連絡を取るのかがわからないと思います。
そして、個人事業主なので、どんな荷物を運ぶのかはそれぞれ異なるという問題があります。中には個人からの依頼は受けていない場合もあり、検索して調べるだけでも時間がかかってしまいます。

そこで、個人の荷主でも利用できる配送のマッチングサイト「軽のシゴトドットコム」をお勧めします。
荷物を運んでもらいたい荷主と、運びたいドライバーをつなぐマッチングサイトで、登録しておけば必要な時に大型の荷物を得意とするドライバーに仕事を発注できます。

完全無料のサイトなので、大型の荷物を送る可能性があるなら、登録しておくといざという時に助かるはずです。